No2116 ピアナンと 蓮弁その2

中国春蘭
04 /18 2017
 昔から雲南省では小雪素、大雪素などが庶民に愛されていましたが、1990年代初め剣陽蝶が発見されて蓮弁人気が爆発しました。その後五大名花が選定されたり、続々新花が見つかり一大ブームとなりました。以前の東洋蘭紀行に紹介してあります。http://nooyan.fc2web.com/news06.htm

 全国大会で特別賞を受賞する蓮弁がたくさん現れ、蘭の投機熱と相まって価格は天井知らず状態となりました。あまりの狂乱ぶりに中央電視台CCTVも特集を組んで冷静さを取り戻すように呼び掛けるほどになりましたが、2006年発生した大唐盛世事件がきっかけとなりこの年の暮れ蘭価は大暴落し、多くの自殺者を出しました。
http://nooyan.fc2web.com/renbenkikanonisemono.htm
 この後投機熱は再び雲南の蘭に向かうことなく、蘭価は安留まりですが人気は復活しているようです。
 蓮弁はピアナンと違い極めて丈夫で発芽率が高く、このことが買っても安定して儲かると投機の対象になりましたが、逆に増えすぎるということに加え早く儲けたいと発芽剤など使用して爆発的に増やしたことも暴落の一因となったようです。

 日本ではそれ以前に松村謙三氏が持ち帰った小雪素の一種?に雲南雪素という名を付けて人気を集めていました。1880年代頃からご子息正直氏や中村氏などが蘭花視察団として毎年四川、雲南を訪れ、蓮弁や朶朶香を持ち帰りました。これにより奥地の蘭ブームが起こりました。

 ピアナンは昔蘭屋で見ましたが葉を見て購入しませんでした。とても弱いらしくほとんどの方が枯らしたのか全く見かけることもありません。
 一部の熱狂的な愛好者が名前を付けて愛倍しているようですが、台湾や日本に蓮弁のような登録品があるのか分かりません。中国では登録制度が確立されたくさんの蓮弁登録品があります。
http://home.d05.itscom.net/e-suzuki/toyopho5.htm

 蓮弁については春剣とその特徴など比べて紹介しようと思っています。



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No title

<蓮弁蘭の話> 一連の記述、ありがたいです。他の人のブログで少しは、、、。
これで更に分り始めました。奥地蘭の謎とも言うべきか、その種明かし?とでも。

ピアナン蘭は中国語学名で【管草蘭】、その管草が?でしたがメガルカヤ(萱)との事。それでカヤ蘭か。また、ピアナンの意味が?でしたが産地名からでしたか。
近年の研究から雲南、他からの蓮弁蘭も同一種だと言う事で両種を【管草蘭】と
なので蓮弁蘭も俗称、流通名なんですね。
昔に見たピアナンの花は淡い色相で凄く香ってました。安価でしたが葉姿からか何故か自分も購入しなかった。今は後悔が、、。
因みに、知ってる蓮弁蘭とは葉の質感、幅が違ったように思うので疑問を感じる点も。唯、膨大な種類が有るから、、、。

No title

少しはピアナン買っておけばよかったかなあとちょっぴり後悔。。実物がないので何とも言えませんが、写真で見る限りやはり蓮弁とは違う気が。。蓮弁はカヤ葉には見えませんからね。ピアナンの葉数は?根は?
機会があれば買ってみたいものです。