No1518 吉字と元吉梅

伝統中国春蘭
03 /08 2016
No 1453 湖州第一梅 で紹介した蘭の後ろの蕾が開花しました。
湖州第一梅ではなく元吉梅あるいは吉字として出回っている蘭に似ているようです。

 湖州第一梅1   湖州第一梅2   湖州第一梅3

少し調べてみました。

 蘭花交易網より 吉字の疑問
俞洵氏によると
「もう一度丁永康の「中国蘭芸三百問」を見てみると、外三弁長脚円頭、主弁円頭闊大、緊辺、一字肩、花色淡翠緑で鮮浄な質感がある。捧心は長卵形、深兜分窠、捧心の内側には太い紅線紋があり、如意舌、舌端小円、紅点は鮮明。花品端秀、花形大、捧心は開きやすく俗に言う”開天窓(天窓が開く)”で蕊柱はすべて露出する。」として左の写真を載せています。しかしこれは蘭蕙小史の写真右とあまり似ていません。小史の説明にある「三弁短円」、あるいは「円舌」とも合致しません。
   
 俞洵   IMGP2201.jpg


蘭花小猪氏
花精氏や小生の写真と日本から戻ってきた元吉の写真は咲き方が同じで、国内の掌扇と似ている。
下の写真の花は蘭友が奎字氏から入手したもので、現在見かける吉字はほとんどがこの手のものだ。
兰花小猪

元吉梅 蘭華譜
 またの名を掌扇梅。1916年浙江省蘭溪の陳元吉が選出,かつて余姚では新天興と呼ばれ杭州で元吉梅と呼ばれた。葉は半垂れ,中幅広葉。葉先はやや尖る。葉肉厚く光沢がある,新芽は紫紅色,花苞紫紅。外三弁円頭,收根細い,平肩,緊辺,浅い色の筋紋(蛭状紋)が入る。縒れやすく,小劉海舌,中小品 に属する。

 また交易網で紹介されている元吉梅も蘭花小猪氏のものや私の上の蘭に似ているが、舌がどうなるのかわからない。

蘭蕙小史          交易網
 yjm10蘭華譜   元吉交易

 いろいろ調べましたが、よくわかりません。日本で元吉梅として流通しているものが蘭華譜の説明にわりによく合致するようです。これが中国に帰った折に吉字あるいは元吉梅として広まって混乱しているということかなあと思います。。。 

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