No 479 萧山蔡梅素

伝統中国春蘭
01 /07 2014
萧山蔡梅素(しょうざんさいばいそ)
オークションに 粛山ハイ梅 という見たことのない名前の蘭が出品されています。出品者に萧山蔡梅素のことですかとお尋ねしたら しゅくさんさいばいそ ですとお答えがあった。

この蘭は清代乾隆年間に浙江省杭州市萧山県の蔡(姓)という人が選出したので蔡梅素または萧山蔡梅素と呼ばれる。

梅弁に咲いたものを蔡梅素、水仙弁にい咲いたものを蔡仙素というが、もともと別種なのか同一種がたまたまそう咲いたのか未だに議論されているようだ。

萧山(しょうざん)は地名で萧山国際空港など。また萧(しょう)は縦笛の一種。

我が家の蔡仙素はどんな花を咲かせるだろう。
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コメント

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蘭の世界では伝統的に「しゅくさん」と呼んでますね、知足素梅が発見されるまではこの三種だけが兜のある素心でした(玉梅は花弁や軸に赤みがあるので素心ではありません)。
蔡仙素は結構見かけますがバランスの良い平肩の水仙弁、蔡梅素は鼻頭と捧芯が癒合した三芯一鼻頭型の凝り気味の梅弁花、そして蕭山蔡梅素と言われているものの中に梅弁と水仙弁を咲き分けるものがあります。これは拙宅でも2,3回咲き分けてくれたのですが、その後作落ちしてしまい、ここ10年近く花を見ていません(だいぶ立ち直ってはきました)。
この三種が同種なのか、芽変わりなのか、坪取りなのかはわかりませんが、売店や展示会で蔡仙素として咲いているものの中に三芯一鼻頭の梅弁が混じっているのは見たことありません。
特に蔡仙素は苞衣の筋まで美しい繊細な芸を見せます。名花中の名花で宋梅と並ぶ中国春蘭の理想形の一つだと思っています。拙宅では蔡仙素と前期の蕭山蔡梅素がありますが、ともに繁殖が遅く、性質がやや弱いのが玉にきずです。

No title

蘭蕙小史や蘭華譜にはちゃんと萧山蔡梅素とあるのに、いつのまに草冠が取れてしまったのでしょうね。誰かが間違って解説しても、皆がこれらの古譜を持っていたわけではないので気づかなかったのでしょうか。いろんな漢字の読み間違いもそのまま通用し、昔の人は結構鷹揚だったのでしょうね。
蘭蕙小史では萧山蔡梅を緑梅素種、玉梅を赤梅白舌種とし、蘭華譜ではどちらも素心の部に入れてますね。東方蘭花網の春蘭譜ではどちらも梅弁に入れています。結構扱いに苦慮しているようです。

今年の開花が楽しみです。

No title

私も「しゅくさん」とずっと読んでいました。
なるほど、調べてみたら「蕭」の字は呉音も漢音も「ショウ」であって「シュク」という読み方はほんとはないんですね。初めて知りました。
まちがいの発端は小原栄次郎氏のようで『蘭華譜』元版の昭和16年追補版に「原名 シュサンツァイメイ、和名 しゅくさんさいばい」と書かれてあります。
以前取り上げられていた「余姚第一梅」についても原名は「ユィヨゥディイメイ」と現地音に忠実に書いてあるのに和名のほうは「よちょう」と書いてあります。これは私もヘンだなと思ってました。
まあ漢字は普通、偏や冠が意味を、旁や冠の下の部分が読みを表すことが多いですからその基本に従ってうっかり間違い、それがずっと続いているんでしょうね。
神と仰ぎ師と敬う人の文章にこんなまちがいがあったりするとホッとします。
まちがいも50年、100年続くと特に発音についてはまちがいとも言えなくなってしまいますね。
ただ書き方だけは草冠をとったり「宋梅」を「宗梅」と書いたりはして欲しくないなと思います。

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笛の場合簫ではないかという質問を頂きました。
萧の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典 で調べました。竹笛ではなく木管楽器とあります。
また簫については
しょう【簫】の意味 - 国語辞書 - goo辞書 によると中国の管楽器で、縦笛の一種。複数の竹管を束ねた排簫(はいしょう)と、単管の洞簫(どうしょう)とがある。
とあります。単管は日本の尺八のルーツという説明もありました。

私は楽器について全くの素人ですので確かなことは言えませんので詳しくはグーグル、百度などで検索してみてください。